イメージ

設立記念助成 助成先

ちばのWA地域づくり基金設立記念助成 助成先

ちばのWA地域づくり基金設立を記念し、助成を実施しました。
「制度化されていない潜在的な社会課題に取り組む事業」と「地域資源を活用した千葉の魅力を通して地域活性化に取り組む事業」の二つのテーマを設定しました。
採択された団体は、地域づくり活動の意義を地域社会に発信し、課題や取り組み内容を幅広く共有することが必要なことから、当財団と一緒になって寄付を呼びかける活動も行いました。

【概要】
・募集期間:2012年8月25日から10月26日
・申請件数:6件
・公開プレゼンテーション・選考委員会
日時:2012年12月1日(土)13:00~17:00
会場:ホテルメイプルイン幕張
参加団体:6団体
・選考方法
要件を満たす6件の申請事業について、事前の書類審査を経て公開プレゼンテーションを実施。選考を行った。
・選考基準
①申請事業が本助成の趣旨や条件に合致しているか
②資金の使途が適切であるか
③実施団体の日頃の活動に、十分な市民性や創造性があるか
④申請事業の実施に社会的な意義があるか(実現性・必要性・実行性・継続性・明瞭性)
・選考委員(敬称略)
小松 孝之(株式会社ちばぎん総合研究所)
松本 武(特定非営利活動法人NPOテクノサポート)
萩原 博(千葉日報社)
関谷 昇(一般財団法人ちばのWA地域づくり基金・千葉大学)
木村 庸子(生活クラブ生活協同組合)
松田 浩志(ホテルメイプルイン幕張)
牧野 昌子(特定非営利活動法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ)
志村 はるみ(一般財団法人ちばのWA地域づくり基金)

【選考結果】

NPO法人グループ彩
「遊休地を利用する有機農業ならびに野菜・花苗の栽培のための機械購入」(申請額)492,160円

NPO法人たすけあいサポートアイアイ(条件付き採択)
「たすけあいサポートアイアイの階段昇降サポート事業」(申請額)500,000円

【寄付募集活動】
・期間:2013年2月1日~2月28日
・寄付総額:118,000円(NPO法人グループ彩75,000円、NPO法人たすけあいサポートアイアイ43,000円)
※助成申請額に寄付額を加算し、助成を行った。

 

団体名 NPO法人グループ彩
所在地 千葉県成田市
事業名 遊休地を利用する有機農業ならびに野菜・花苗の栽培等のための機械購入
寄付募集事業名 地域ぐるみで障がい者と共に取り組むユニバーサル農業
助成額 551,635円
事業概要と成果 障がい者の作業と可能性が広がりました。その成果は、着実に地域の人々との関わりを深めています。
近隣の耕作放棄地を借り、ユニバーサル農業の推進・発展と、障がい者の工賃アップに取り組みました。同時に地域の方々の障がい者への理解促進をはかりました。助成金によって購入した耕運機と運搬機の導入により、作業の効率化が進みました。また苗の販売を行い、近隣の市民農園の利用者に購入していただき、地域住民との交流が広がりました。
団体からのメッセージ 有機無農薬法による農業を担当するグループは、比較的障がいの重い方が多いため、日によって体調が変化したり次の作業を覚えるのに時間がかかったりと、生産効率を上げることがなかなかできませんでした。しかし、耕運機は、狭い畝の間を耕すことができるため、除草効率が格段にあがり、また動力運搬機は山の上にある畑への荷物の運搬が楽になりました。現在は、苗やジャム・ペースト・みそなどの加工品を地元の2カ所の直売所で販売しています。栽培から収穫、加工までの流れに全ての障がい者が関わることができるようになり、大変喜んでいます。完売する商品も出てくるなど地域にファンが着実に増えています。収入にもつながり、今後工賃アップにつなげられそうです。今後は近年の異常気象の影響をなるべく少なく、安定して収穫できるよう工夫していきたいと思っています。
活動レポート  障がいをもつ人は、自分の得意とする分野があるので、自分の得意な分野、好きな分野の生産活動ができるように考慮をして活動をしています。そのいくつかある活動の中、今回の助成は、農作業に使う耕運機と動力運搬機購入にあてられました。耕運機は、狭い畝の間を耕すことができ、今まで苦労していた除草作業の能率が格段にあがりました。
耕運機は、狭い畝の間を耕すことができ、今まで苦労していた除草作業の能率が格段にあがりました。また動力運搬機は、畑が山の上にあるということもあり、野菜の苗や、収穫物、堆肥などを運ぶのに大変役だっています。ただ、施設利用者の大半は比較的障がいが重いために、日によって体調が変化したり、次の作業を覚えるのに時間がかかったりと、なかなか生産体制を整えることが難しいそうです。機械の購入により作業効率があがりましたが、一概に生産量が増えることに結びつかないことは悩みの様です。それでも少しずつ外に出ることから体を慣らし始め、農作業まで行えるよう、辛抱づよく寄り添っています。
今後は地元の方にも購入していただける苗の販売にも力を入れていきたいとの事。その他、収穫された農産物を使ったジャムやバジルペースト、味噌などの加工品を近隣の2箇所の農産物直売所で販売。着実にファンが増えています。特に味噌は人気商品で、今年度は昨年度の1.6倍 約1トンを仕込みました。
この他、グループ彩は、千葉県内では珍しい障がい者アートの分野に力を入れています。
障がい者(特に知的・発達障がい者)の心の底にある潜在的な能力、とりわけ芸術的な才能を見つけ、のびのびと創作活動ができる場の提供を行っています。
どんな芸術的才能を持っているのか、じっくりとスタッフが見極め、最善と思える素材を提供してじっと見守ります。非凡な才能を発揮した作品は、”ただただ表現をすることが楽しい”という純粋な気持ちが直球でぶつかってきます。そんな純粋な作品に魅了される美術館も多く、日本全国の障がい者アート展に作品を出展するほか、海外の美術館から出品を依頼される事もふえてきました。
著作権の問題や、見守りながら導くことのできるスタッフの存在など、大変な事もたくさんありますが、障がい者アートの素晴らしさに魅せられた、理事長の石川さんは「今後もオリジナリティを大事にし、一人一人の可能性を伸ばしていけるよう、スタッフの研修などの体制を整え、障がい者アートを育てていきたい。」と語ってくれました。(2014.7.3 竹内)
活動写真 DSCN2519DSCN2520

DSCN2525

団体HP http://www.narita-seikatsukobo.jp/
ちばNPO情報館での情報開示 http://fields.canpan.info/organization/detail/1132387489

 

団体名 NPO法人たすけあいサポートアイアイ
所在地 千葉県千葉市美浜区
事業名 たすけあいサポートアイアイの階段昇降サポート事業
寄付募集事業名 集合住宅移動困難者のためのおでかけサポートプロジェクト
助成額 534,400円
事業概要と成果 ドイツ製階段昇降機スカラモービルを購入し、美浜区・稲毛区を中心に事業を行い、年間238回の利用がありました。
そしてこの事業を広く周知するために、ホームページをリニューアルしました。助成金で外注することができたので、すっきりと見やすくなりました。階段昇降機のデモンストレーションは6回行いました。またいろいろな地域で行っている階段昇降機の活動を視察に行きました。介護保険の独自給付事業として実施している多摩市や、住民ボランティアでの立川市の団地を訪問し、意見交換会の資料としました。
団体からのメッセージ 私たちの主な活動地域には、40年くらい前から入居が始まったエレベーターのない5階建て団地が多くあります。高齢化に伴い、階段を使っての外出に困難を抱える方々が出てきました。階段昇降サポート事業は経費がかかりすぎるため、事業としては成立しにくいものです。介護保険制度の千葉市の独自事業として認められれば、利用者も確実に増えると思います。また千葉県や千葉市、美浜区役所、社協、自治会などと、階段昇降機サポートを継続して提供し、利用するための意見交換会を開催し、介護保険で利用できるように働きかけていく必要性を感じました。
活動レポート 体が不自由になり、車椅子で移動することになれば、2段、3段の段差も障害となり超えることはできません。
千葉市にはエレベーターのない集合住宅が、たくさんありますが、体が不自由で、階段の昇り降りができなければ、通院などの外出ができません。たすけあいサポートアイアイでは、助成金の一部を新たな階段昇降機の購入に充てました。昨年1年間で階段昇降サポートを行った回数は、238回。このサポートを必要としている人たちが沢山いることが推察されます。
先日は階段昇降機を実際に利用している方の様子を見学させてもらいました。依頼者は寝たきりになってしまった奥様を一人で介護しているご主人です。週に1度、奥様がデイケアに行くため、3階の自宅から1階までの往復に、このサポートを利用していますが、要介護5でもこのサービスのおかげで外出することができます。
私も実際に、階段昇降サポートの体験をしました。かなり椅子が傾いているため、見ていると怖い気がしましたが、座ってみるととても安定しています。段を降りる時の振動もほとんど無く、リクライニング状態で座れるため、かなりリラックスできます。
たすけあいサポートアイアイでは事故防止のため2人で介助をしていますが、1人でも操作は可能です。
しかし、残念なことに、この階段昇降サポートは介護保険を使えません。介護保険が使えるようになれば、階段、または段差が障害となって外出をためらっている人が、もっと気軽に利用できるようになります。
現在サービスを提供しているたすけあいサポートアイアイは、少しでも利用しやすいようにとかなり抑えた料金設定をしています。しかしその料金設定では階段昇降サポートの単独事業として成り立たせることはとても大変だということです。そのためこの事業の必要性を理解し、実際に操作を行ったり、運営を担ったりという人材の確保が課題と言えます。たすけあいサポートアイアイでは、自治会や管理組合との意見交換会を行ったり、デモンストレーションの実施、階段昇降機操作者養成講座を開催し、人材確保のための活動を行っています。今はまだ、日中に活動できる人数の確保が難しい様ですが、少しずつでも活動を理解し、協力してくれる人が増えることを願います。
今後エレベータのない集合住宅の高齢化が進めば、階段の昇り降りが問題になりますが、この階段昇降機が解決の役割を果たすことは間違いありません。たすけあいサポートアイアイの階段昇降サポートは本当に必要とされる事業だと実感しました。(2014.7.14 竹内)
活動写真 IMG_0139IMG_0131

IMG_0145

団体HP http://tasukeaiai.com/
ちばNPO情報館での情報開示 http://fields.canpan.info/organization/detail/1143951331
ページトップ