【ご報告】5団体の事業が終了しました!【経済格差を「体験の格差」につなげないための助成プログラム(子どもの今と未来を支える基金 2023年度助成) 】

これまでの助成 REPORT

テーマ・地域型基金

【ご報告】5団体の事業が終了しました!【経済格差を「体験の格差」につなげないための助成プログラム(子どもの今と未来を支える基金 2023年度助成) 】

2024.05.17
助成実績 助成レポート
711c3e4b52216824e49ca814464b1f53-1715580790.png

子どもの今と未来を支える基金2023年度助成 5団体の事業が終了しました!

2022年2月~3月に実施したクラウドファンディング「経済的困難を抱える家庭の子どもたちの未来を支えたい」でご寄付くださいました皆さま、ご関心をお寄せいただいた皆さま、誠にありがとうございました。
お預かりしたご寄付を原資とした助成プログラム(子どもの今と未来を支える基金2023年度助成)は、3月31日をもって5団体全ての事業が終了いたしました。
今回の助成プログラムは、経済的困難を抱える家庭の子どもたちへどのように情報を届けるかがポイントのひとつであったと思いますが、いずれの団体も「チラシに『無料』とはっきり入れる」「学校やスクールソーシャルワーカーと連携する」などの工夫をしてくださいました。
また、団体が提供する事業に参加した子どもたちからは「楽しかった」「新しい友達をつくることができた」「個別に勉強を教えてもらえてよかった」などの声があったそうです。
事業を終えた各団体からは報告書といっしょに事業に参加した子どもたちの楽しそうな様子が届いています。
本日は、各団体から届いた寄付者の皆さまへのメッセージと活動の写真をご紹介します。

団体名:Cozy Company 
事業名:森の冒険遊び場
事業実施地域:柏市
助成額:120,000円
事業実施期間:2023年7月8日~2024年3月30日


【事業概要】
誰でも自由に遊ぶことができる、プレーパーク「森の冒険あそび場」を78日から330日までの期間、25回開催し、地域の小学生を中心に583人が来場した。そのうち、保護者世代は148人、幼児を連れた保護者も多く、本事業で整備した遊具類を使ってそれぞれに遊びの時間を過ごしていた。
小学生等の利用が進み、近隣小学校のおやじの会が森でイベントを実施するなど、子どものたちの居場所を活用した取り組みも提案を受け協力することとなった。
本事業で購入した木材を使って作ったコリントは幼児から小学生まで幅広く人気。工具類は小学生が自由な発想で自分なりに試行錯誤しながら工作に取り組むことに役に立った。
森の冒険あそび場を利用する子どもたちの層は多彩で、当初の目標にとして示していた、経済的格差に関係なくすべての子どもたちが同じ時間を過ごし、同じ体験ができる場を提供できたと考えている。
また、常連も増え、常連の年齢層も広がり、子どもたちにとっての第3の居場所となりつつあることを実感している。
【自己評価・成果】当初の事業計画通りの事業を概ね行うことができた。
来場者も天候により増減はあるものの初年度比べ、総数としては増えた。
小学校との連携も深まり、児童間の口コミで遊びに来る来場者も増え、自発的に遊びをする子どもたちが増え、学年に関係なく遊ぶようになり、学校とは違うコミュニティが形成されてきたように感じる。
本助成金により購入、製作した遊具が有効に活用できた。
【寄付者のみなさまへのメッセージ】本助成事業で遊具等を充実することができ、活動の幅が広がったことに感謝申し上げます。今後も子どもたちの主体性を尊重した、居場所づくりに取り組んでいきたいと考えています。今後もご支援いただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

***

団体名:NPO法人教育サポートGAA 
事業名:オンラインホームスタディ事業
事業実施地域:山武市
助成額:200,000円
事業実施期間:2023年7月1日~2024年3月31日

【事業概要】宿題に取り組む意欲はあっても、塾などに通うことができないために課題解決の手立てを持たない児童生徒に遠隔会議システムを使って、誰もが自由に学べるオンライン学習の環境を提供する。また、自学時間を充実させることによって学力の底上げを図る。
具体的には、遠隔会議システムzoomを使用して児童生徒の自習を見守った。支援者は、参加者の学習内容やプライバシーに配慮して個室で対応した。
【自己評価・成果】概ね実施計画どおりの成果が得られた。
・参加者がとても意欲的に学習に取り組んだ。
・分からないことがあった場合にはいつでも手を挙げて話しかけたり、質問したりできるという安心感から、一人ではとてもチャレンジできないよな問題にも意欲的に取り組む参加者がいた。
・画面で自分と同じように頑張っている参加者の様子を見ることによって、自分もみんなと一緒に頑張ろうと前向きに取り組んでいた。
・家で一人で学習している参加者に、コンピュータ画面を通じてではあるが、常に寄り添ってもらえているという安心感を与えることができた。
【寄付者のみなさまへのメッセージ】皆様方の温かいご支援のおかげで、経済的格差の影響を受けている児童生徒に放課後の学びの場と安心感(精神的安定)を提供することができました。
今年度は、年度後半からの実施でしたが、通年で行えればより効果的だと考えますので、今後ともご支援の程よろしくお願い申し上げます。本年度のご支援ありがとうございました。

***

団体名:NPO法人Matsudo子どもの未来へwith us
事業名:松戸子ども食堂冬のスノーキャンプ 2023自然体験プログラム
事業実施地域:福島県耶麻郡猪苗代町
助成額:200,000円
事業実施期間:2024年1月6日~1月8日

【事業概要】松戸市内の子ども食堂を利用している子どもたちを募り23日の冬のスノーキャンプに参加し、冬の雪の環境での自然体験活動を経験してもらうイベントを開催した。弊団体が企画・募集し、他の共催団体、協力団体、助成団体と協働があった。
2024年1月6日から8日にかけて、雪遊び、そり遊び、スノーシューハイキング、スノーシェード作り、等の自然体験活動を行った。 
活動を通して子ども達の自己肯定感やコミュニケーション能力を向上させ、健全な成長を促すことを目的とし、子どもたちの考える力や自主性を発揮できるプログラムにした。
【自己評価・成果】概ね実施計画どおりの成果が得られた。
体験の格差と貧困の連鎖の関係性は様々な調査で裏付けられている。本取り組みは子ども食堂を通して子どもたちに日ごろできない体験を提供することで「非認知能力」や「成功体験」を提供し自己肯定感を高める一助になったと考える。子どもからは「とにかく楽しかった」、「また来たい」、「色々選べたのが楽しかった」、「雪がこんなに積もったのを初めて見た」、「知らない子と友達になれて良かった」など肯定的な声が聞かれた。
また、集団での自然体験を通して子どもたちの「コミュニケーション力」や「やり遂げる力」「協力する力」など「非認知能力」を最大限高めるためには、子どもたち自らで考え、話し合い、そして選び取ることが可能な子どもの主体性を発揮できるプログラムであることが必要であり、今回はその点も一歩進めることができたと思う。
【寄付者のみなさまへのメッセージ】この度は、ちばのWA地域づくり基金の「2023年度子どもの今と未来を支える基金」を通して、弊団体の「まつど子ども食堂 冬のスノーキャンプ 2023 自然体験プログラム」にご賛同とご寄付をいただきまして誠にありがとうございます。頂戴した寄付金により、家庭の経済困難など様々な背景を抱えた子どもたちは、磐梯の冬の大自然の中で、初めての楽しくワクワクした自然体験、仲間と話し合い協力する学びなど、日常生活では経験できない時間を過ごすことができました。「磐梯山の大自然の力を借りて、子どもたちのパワーと感性を爆発させよう!」という今回のテーマを実現することができましたのも、皆さまから頂いた貴重なご支援のおかげでございます。今後も、弊団体は地域のなかで「子どもの声を聴き」「こどもまんなか」の環境を作り、子どもや若者たちが対等なパートナーとして参画できる地域社会を目指していけるように精進いたします。重ねてお礼申し上げるとともに、今後ともお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

***

団体名:労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団 東関東事業本部
事業名:生活困窮およびひきこもり児童・世帯への学習支援・食支援・居場所・相談事業
事業実施地域:習志野市
助成額:200,000円
事業実施期間:2023年9月8日~2024年3月21日


【事業概要】コロナ禍で食を提供する子ども食堂や居場所が自粛されていた中、新たな対策が急務と考えます。 
現在、習志野市では圏域毎に学習支援・居場所支援の展開がない状況です。(他市では事業展開)当法人は、地域密着(事業所所在地習志野市)の支援が必要と考えており、補習型学習の充実・地域学習支援の担い手の育成(地域の方の活用)、習志野市学習支援のモデル事業が必要と考えます。学力向上のみが目的ではなく、子育て貧困家庭との繫がりを持つことで世帯全体の支援(相談)に繋げることで、SOSのキャッチ・家庭状況を把握し、弊社と行政間で「家庭状況・支援に関する情報一元化」することにより、的確な支援が可能となると考えます。
【自己評価・成果】概ね実施計画どおりの成果が得られた。
2021年10月~ 千葉県習志野市 ならしの地域福祉事業所ぬくもりにて、学習支援・食支援・相談支援を開始し、3年目を迎えました。例年通り、事業所近隣小学校・中学校の児童が参加していただきました。活動内容についても、学習・居場所機能を十分に発揮できたものと判断します
【寄付者のみなさまへのメッセージ】この度は、当法人の「生活困窮およびひきこもり児童・世帯への学習支援・食支援・居場所・相談事業」にご賛同とご寄付をいただきまして、誠にありがとうございました。寄付金は【学習支援・食支援・居場所】の支援に大切に使用させていただきました。
今後、地域の子どもへの支援(学習支援・食支援・居場所)を維持・継続できるよう精進いたします。重ねてお礼申し上げるとともに、今後もお力添えいただきますようお願いいたします。

***

団体名:特定非営利活動法人四街道プレーパークどんぐりの森
事業名:中高生・若者のフリースペースぷらっと
事業実施地域:四街道市
助成額:40,000円
事業実施期間:2023年9月8日~2024年3月21日

【事業概要】プレーパークに隣接した地域の集会所「和良比やすらぎの家」を週1回、17時から20時まで開放。
若者たちがそれぞれのペースで安心して過ごせる屋内の居場所を開催。経済的困難や家庭での様々な事情から体験や学びの機会が不足している子どもたちや一般的な家庭で体験できるはずのコミュニケーションが不足している若者に食事の提供や小さなイベント(誕生日会や季節の行事)等「普通のこと」を十分に体験できる場の開催を通して日常的な生活体験・学びの機会を提供した。また、当法人が実施する他の事業として常設プレーパークでの開催、市内都市公園等での出張プレーパークで、本事業を周知した。四街道市みんなで地域づくりセンター(中間支援団体)が推進する子どもサポートプロジェクト等を活用し、情報を共有した。青少年育成センター等にも随時情報提供、相談を行い連携を図った。
【自己評価・成果】概ね実施計画どおりの成果が得られた。
若者たちが感じている事業継続への不安感の軽減については、助成対象期間の事業を天候不順の理由により開催しなかった日があったことを除けば、資金面の不安なく欠かすことなく開催することができ、達成できたと感じる。社会に上手く馴染めず生きづらさを感じている若者たちに対する社会・大人への信頼感、不安感については、プレーパークで密に若者たちと接してきたプレイワーカーのスタッフとしての参加を毎回保証することができ、大人たちとのコミュニケーションを常に確保することができた。また、温かい食事を提供できる食材費を確保できたことにより、地域社会で孤立感を抱える若者たちに、食を通じた心の安定と、安らげる空間を提供できた。対象期間中、居場所を継続することができたこと、また経済的な側面から事業実施に支障が出ることが避けられたことによって、若者たちの中で、自分の居場所は自分たちで守れる、続けていけるという経験・実感を促すことも若者の自己有用感、自己肯定感につながっていったと思われる。若者が自身の力で成長していけるよう支え、社会と関わってみようという気持ちになるまで安心して集える場を継続して確保し、若者の成長を見守る場を作ること、この場を必要とする若者がこの場に出会えるようにすることができた。
【寄付者のみなさまへのメッセージ】この度は本事業の趣旨をご理解くださり、厚いご支援を賜りまして、ありがとうございました。
当団体は、ご支援くださった皆様のご期待に応えられるよう、今後も若者たちに対する居場所の提供を通じた包括的な支援を進めてまいります。
今後とも、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

寄付をする DONATION

私たちとともに千葉の
地域社会を支えてください

当団体は、皆さまのご寄付によって地域社会をより良くしようとする団体を応援する活動を行っています。
千葉の未来を一緒に創りましょう!

TOP