子どもの今と未来を支える基金新型コロナ対策緊急支援プログラム第2次
2021.09.01
審査結果
【審査結果】子どもの今と未来を支える基金新型コロナ対策緊急支援助成プログラム第2次助成
新型コロナウイルス感染症の蔓延防止対策の影響や経済活動の停滞に伴い、孤立や不安、ストレスなど困難な状況下にいる子ども、若者やその保護者への支援活動を支えるために、「子どもの居場所緊急支援・子どもの今と未来を支える基金」及び「47都道府県新型コロナウイルス対策地元基金」(基金設置管理:公益財団法人地域創造基金さなぶり)を通じた多数の個人・企業等の寄付者のご支援により実施するものです。
このたび第2次助成の助成先団体が決定しました。
公募期間:2021年7月12日(月)から8月6日(金)まで
申請件数:6件
採択件数:4件
助成総額:170万円
<審査結果>
①新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら支援活動を継続するために必要な活動費
団体名 | 事業名 | 実施地域 | 助成金額 |
認定特定非営利活動法人外国人の子どものための勉強会 |
対面と同じオンライン学習システム |
松戸市 | 200,000円 |
事業概要 | |||
オンライン学習に必要な機材を購入し、オンライン学習を希望する生徒に対し機材を貸し出し、学習機会を提供する。 |
②コロナ禍のニーズの拡大や新たなニーズに対応するために必要とする活動費
団体名 | 事業名 | 実施地域 | 助成金額 |
特定非営利活動法人ウィーズ | 居場所がないと感じる子どもたちが気軽に寄れる「みちくさハウス」運営事業 | 松戸市とその周辺地域 | 500,000円 |
事業概要 | |||
清掃スタッフを雇用し感染対策を強化し、安心して過ごすことができる環境をつくり、居場所への受け入れを拡大する。 |
団体名 | 事業名 | 実施地域 | 助成金額 |
特定非営利活動法人ネモ ちば不登校・ひきこもりネットワーク | 新型コロナウイルスの影響による不登校の相談事業 | 習志野市・市川市 | 500,000円 |
事業概要 | |||
コロナで増加する不登校児童生徒やその保護者への無料相談を実施する。 |
団体名 | 事業名 | 実施地域 | 助成金額 |
企業組合労協船橋事業団 | 街をぐるぐる〜子ども・若者を支援するぐるぐるCAR事業 | 千葉市 | 500,000円 |
事業概要 | |||
生活に困窮する高校生・大学生など相談窓口につながりにくい若者へのアウトリーチと相談、物資支援のための車両購入 |
助成選考会開催報告(助成等選考会規定に基づき開催)
・開催日時:2021年8月21日(土)15時00分~17時00分
・開催場所:Web会議システム
・選考委員(★印:議長)
上原 一紀(認定NPO法人サービスグラント)
櫛引 宣子(NPO法人千葉性暴力被害支援センターちさと 理事)
★清水 洋行(千葉大学大学院人文科学研究院 教授)
・選考方法:全選考委員の採点表、所見をもとに選考基準に基づき、出席した選考委員の合議により採択の可否と助成額を決定
・選考基準
(1)申請事業の方向性:目的・ターゲットが明確であり本助成の趣旨に合致しているか
(2)公益性:特定の個人や組織のみではなく広く社会一般の利益に寄与するか
(3)必要性:新型コロナウイルス感染症対策として有効か。困難な状況下にいる子ども、若者やその家族のニーズに沿い、優先的に実施すべきものか
(4)実現可能性:活動実施が確実に見込まれるか、体制が整っているか
(5)団体の適格性:団体等の過去の活動実績がその目的に沿ったものか、または団体の経済状況が支援を必要とするものか
総評
幅広い世代や立場の方がコロナの影響を受けた中で、今回の申請事業ではどのような問題を抱えるどのような人に焦点を絞ったのか、その対象者のニーズとそれに対するアプローチや打ち手は何か、それから得られる結果や成果はどのようなものか、という一連の流れが組み立てられているか、また助成金が団体の成長や事業の成長につながるか、という視点に立ち以下の基準で審査を行いました。
収束が見通せない中での活動は困難を極めますが、感染対策を行いながら子どもや若者のためにサポートしていただきたいと思います。
以上