2019千葉県台風・豪雨災害支援基金第4次助成
2022.06.01
審査結果
【審査結果】2019千葉県台風・豪雨災害支援基金 第4次助成
公益財団法人ちばのWA地域づくり基金は、2019年台風15号、19号ならびに10月豪雨による千葉県内の被災地における支援活動を支えるために「2019千葉県台風・豪雨災害支援基金」を設置し、災害直後からこれまで3回の助成を行いました。
被災から2年半、被害を受けた地域の復興も進んできましたが、新型コロナ感染症の影響で災害弱者の孤立や復興活動の遅れも見受けられます。また毎年のように大きな自然災害が発生し、いつ災害に遭遇するかわからない状況となっている中、過去の災害から学び、次の災害に備える取り組みも各地域で進められています。
当財団では、2019年台風15号、19号ならびに10月豪雨災害に対する支援活動、復興活動及び過去の経験をもとに次の災害に備える、防災減災に向けた取り組みを行う千葉県内の団体を支援する第4次助成を実施します。
本プログラムは「2019千葉県台風・豪雨災害支援基金」を通じて多数の個人・企業等の寄付者のご支援により実施するものです。
このたび第4次助成の助成先団体が決定しました。
公募期間:2022年3月14日(月)から4月8日(金)まで
申請件数:3件
採択件数:1件
助成総額:46万円
<審査結果>
団体名 | 事業名 | 実施地域 | 助成金額 |
特定非営利活動法人ディープデモクラシー・センター | 孤立する被災者に継続的な伴走支援をおこなう千葉南部災害支援センター 事業 | 市原市、袖ケ浦市、木更津市、君津市、富津市、鴨川市、鋸南町、南房総市、館山市 | 460,000円 |
事業概要 | |||
災害ソーシャルワークを行う人材を確保し、家屋の応急対応という被災時からのミッションに加えて、被災された方々の福祉ニーズをアウトリーチにより拾い、生活再建へ至る道筋を、伴走しながら支援する |
助成選考会開催報告(助成等選考会規定に基づき開催)
・開催日時:2022年5月10日(火)19時00分~20時50分
・開催場所:Web会議システム
・選考委員(★印:議長)
★飯田 耕一(特定非営利活動法人地域創造ネットワークちば 理事長)
岩永 牧人(精神保健福祉士・ちばのWA地域づくり基金 理事)
戸谷 久子(千葉興業銀行取締役)
・選考方法:全選考委員の採点表、所見をもとに選考基準に基づき、出席した選考委員の合議により採択の可否と助成額を決定
・選考基準
(1)公益性:事業の目的、内容が趣旨に合致し、公益に資するか
(2)必要性:被災地のニーズを反映したものか、ニーズが把握できているか
(3)実現可能性:事業実施が確実に見込まれるか、体制が整っているか
(4)事業効果:事業の実施が被災地支援や復興に効果的か
(5)資金必要性:資金使途の必要性、妥当性
総評
今回の審査は、提案された3件のうち1件が採択という結果となりました。
本選考会におきましては選考基準に基づき、2019年千葉県内で発生した台風、豪雨による災害支援活動や被災地の復興および過去の災害からの気づきや学びを今後の災害に活かす取り組みに助成を行うことで、防災・減災に貢献することを重視して審査を進めました。
いずれの申請案件とも今後の発災時・防災関連活動に係る組織基盤強化や地域住民の自発性・主体性を育み、その活動が周辺地域にも広がるよう期待します。
以上