【審査結果】さくら基金 2026年度助成 助成団体決定のお知らせ/贈呈式開催のご報告

助成プログラム GRANT

【審査結果】さくら基金 2026年度助成 助成団体決定のお知らせ/贈呈式開催のご報告

2026.10.15

審査結果

活動報告

【審査結果】さくら基金 2026年度助成 助成団体決定のお知らせ/贈呈式開催のご報告

冠基金「さくら基金」は、基金設置寄付者からのご意向により、様々な理由により家庭で暮らすことができない子ども・若者が社会に巣立つ力、自立する力に寄り添う活動を支援する基金です。
「桜の花が咲く季節に希望に満ちあふれた笑顔で巣立ってほしい」という寄付者の思いから「さくら基金」と名付けられました。

社会的養護のもとで育った子どもたちやケアリーバー(社会的養護経験者)は、進学や就職、住まい探し、人間関係づくりなど、社会へ巣立つ過程でさまざまな困難や不安に直面します。
特に、施設や里親家庭を離れた後は、困ったときに相談できる大人や頼れる人とのつながりが途切れやすく、孤立や生活の不安定化につながることも少なくありません。一方で、自立に向けた歩みを支えるためには、就労や進学といった具体的な支援だけでなく、日常的な見守りや相談対応、居場所づくりなど、継続的に寄り添う支援が重要です。

ちばのWA地域づくり基金では、こうした課題に向き合い、社会的養護の子どもたちやケアリーバーが安心して将来を描き、自分らしい人生を歩むことができる地域社会を目指しています。
本助成では、社会的養護の子どもたちやケアリーバーの就職・進学・自立を支える活動や、相談・居場所・伴走支援など、寄り添いながら継続的に見守る活動に取り組むNPO等を応援します。

現場で支援に取り組む皆さまとともに、子ども・若者が安心して社会へ巣立ち、その後も地域の中で支えられながら暮らしていける環境づくりを進めることを目的として、本助成事業を実施します。

このたび、2026年度助成の助成先団体が決定いたしました。

公募期間:2026年6月9日(火)から2026年7月30日(木)まで
申請件数:2件
採択件数:2件
助成総額:500,000円
<審査結果>

団体名(所在地) 事業名 実施地域 助成金額
社会福祉法人 星光会
(市原市)
平和園アフターケア推進事業 -退所後も続く、寄り添いと見守り- 千葉県市原市・千葉市・木更津市周辺(退所者の居住地に応じて対応)


250,000円

きみらぼ友の会

(千葉市若葉区)

社会的養護のアフターケア事業「働く」を知る「きみらぼ」〜若者に希望と未来を〜


千葉市若葉区

250,000円

助成選考会開催報告(助成等選考会規定に基づき開催)

  • 開催日時:2026年8月31日(月)10時00分~12時00分
  • 開催場所:Web会議システム
  • 選考委員(五十音順)(★印:議長)
     上原 一紀(認定NPO法人サービスグラント)
     櫛引 宣子(NPO法人千葉性暴力被害支援センターちさと 理事)
    ★田口由紀絵(合同会社コドソシ 代表)
  • 選考方法:全選考委員の採点表、所見をもとに選考基準に基づき、出席した選考委員の合議により採択の可否と助成額を決定
  • 選考基準

事業の目的との適合性:本基金の目的を理解し、社会的養護の子どもやケアリーバーの自立を支え、寄り添う活動となっているか
事業の有効性:対象者の自立や社会参加、安心した生活につながることが期待できるか。また、対象者に継続的に寄り添う工夫があるか
事業の実現性:事業内容、実施方法、スケジュール等が具体的であり、実施可能な計画となっているか
団体の適格性:事業及び助成金を適切に管理・執行するための組織体制を有しているか
収支計画の妥当性:事業内容に対して予算計画が適切であり、助成金の使途が明確であるか

議長総評
さくら基金の初回選考委員会を開催しました。本基金は、社会的養護の子どもやケアリーバーの就職・進学・自立を支え、寄り添いながら継続的に見守る活動を応援するものです。今回は、「桜の花が咲く季節に、希望をもって社会へ巣立ってほしい」という寄付者の思いにかなう、2団体からの応募がありました。
選考委員会では、3名の選考委員が、各団体について活発に意見を交わしました。
社会福祉法人星光会は、運営する児童養護施設を退所したケアリーバーへの継続的な支援の仕組みづくりを目的にご応募いただき、施設を巣立った若者に寄り添う姿勢を高く評価し、採択といたしました。助成金を人件費にも充てて実施体制を整え、他団体との連携強化やアウトリーチの充実に取り組んでいただくことを期待します。
きみらぼ友の会は、社会的養護にあるこども・若者と企業の経営者が交流する就労支援プログラム「きみらぼ」を継続的に展開している点が高く評価され、採択といたしました。今後の交流会の実施にあたっては、都度振り返りを行い、参加者アンケート等とともに活動の成果を丁寧にご報告いただくことを心待ちにしております。
両団体には、助成期間中の取組が実を結び、支援が将来へとつながっていくことを期待します。以上、選考委員長として総評とします。

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贈呈式を開催しました

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10月14日(水)当財団事務所にて、さくら基金2026年度助成の助成金贈呈式と採択団体オリエンテーションを開催しました。

児童養護施設平和園(社会福祉法人星光会)園長の星 里佳さんと、きみらぼ友の会 代表の竹嶋信洋さんにご出席いただき、理事長の牧野昌子より助成証書が手渡されました。

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児童養護施設平和園(社会福祉法人星光会)園長の星 里佳さん

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きみらぼ友の会 代表の竹嶋信洋さん

児童養護施設平和園(社会福祉法人星光会)

  • 事業名:平和園アフターケア推進事業 -退所後も続く、寄り添いと見守り
  • 事業概要:児童養護施設「平和園」を退所したケアリーバーを対象に、これまで職員個人の経験や善意に委ねられてきたアフターケアを、継続的・組織的な支援として仕組み化する事業。
    退所後1~5年程度の若者を中心に、月1回の電話・SNSによる定期連絡や個別相談、2か月に1回程度の食事会・交流会を実施する。
    複数の職員が関わる体制を整え、退所者が「困ったときに連絡できる場所」とのつながりを持ち続けることで、孤立を防ぎ、就労・住まいを含む生活の安定につなげることを目指す。
  • 採択を受けての抱負:「これまでは卒園生との連絡も限られていましたが、いただいた助成金で、卒園後の支援をもう少し手厚くできればと思っています」

きみらぼ友の会

  • 事業名:社会的養護のアフターケア事業「働く」を知る「きみらぼ」〜若者に希望と未来を〜
  • 事業概要:児童養護施設等で暮らす子ども・若者や、施設等を退所して地域で暮らす若者を対象に、「働く」ことを知り、将来の選択肢を広げるための就労支援プログラムを実施する事業。企業による仕事の紹介や企業見学などを通じて、さまざまな仕事や働く人の思いに触れる機会をつくるとともに、若者が気軽に参加できる居場所としての環境を整える。自分の「好き」「得意」を発見し、働くことを考えるきっかけをつくるとともに、施設や学校以外の「信頼できる大人・頼れる大人」とのつながりを広げることを目指す。
  • 採択を受けての抱負:「本事業が始まって約5年となります。就労支援の場が子ども・若者たちにとって居場所にもなっていることを考えると、継続していくことが大事だと思っています。がんばっていきたいです」

意外にも、これまで互いに接点のなかった2団体。
今回の出会いを機に、団体同士のつながりが生まれることを願っています。
ちばのWA地域づくり基金は、今後も、現場で支援に取り組む皆さまとともに、子ども・若者が安心して社会へ巣立ち、その後も地域の中で支えられながら暮らしていける環境づくりを進めてまいります。

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