冠基金
【開催報告】安房まちづくり基金2026年度助成事業贈呈式を開催しました
地域を想う企業のご寄付によって、安房地域で新たな活動が動き出します。
2026年3月9日(月)、館山商工会議所にて「安房まちづくり基金2026年度助成事業贈呈式」を開催しました。
当日は、採択された4団体のほか、基金の設置者である株式会社KIJ様、笑顔のコミュニティ株式会社様や選考委員の皆さまが集まり、助成証書の贈呈と交流の時間を持ちました。終始和やかな雰囲気の中で、地域で活動する人たちを応援する温かな場となりました。

市民や企業の寄付で支えられる「安房まちづくり基金」
安房まちづくり基金は、安房地域の未来をより良くしたいという想いから寄せられた寄付をもとに、安房地域で活動する団体を応援する基金です。
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贈呈式では、基金の概要とともに、基金を支えてくださっている寄付者や選考委員の紹介が行われました。
地域のさまざまな立場の方々が関わりながら、地域の挑戦を応援していることが共有されました。
選考委員長講評
今回選考委員長を務めてくださった株式会社ちばぎん総合研究所の小松孝之様より講評をいただきました。
冒頭「先日開催された選考会では、素晴らしいプレゼンをありがとうございました。地域課題に真摯に向き合い、何とかしたいという熱い思いがひしひしと伝わり、審査する私たちも熱い思いになり、とても充実した審査会となりました。」と述べられました。
続けて、今回採択された4つの事業は、いずれも安房地域が直面する課題に向き合い、地域資源を活かしながら解決に挑戦する意欲的な提案である点が高く評価されました。未利用魚の活用、耕作放棄地の再生、環境保全型農業、フリースクールなど、それぞれの取り組みが地域に新しい価値やつながりを生み出す可能性が期待されています。
また、活動を継続・発展させていくためには、地域で共に活動する仲間を増やすこと、取り組みを広く発信して共感者を広げること、そして事業としての持続性を高めていくことの3つが重要であるとの助言がありました。
最後に、各団体の今後の取り組みへの期待とともに、来年の成果報告を楽しみにしているとのエールが送られました。

助成証書の贈呈
続いて、助成証書の贈呈が行われ、弊財団牧野理事長より以下の4団体へ助成証書が手渡されました。
*NPO法人AWA369(館山市)
*一般社団法人安房ダイバーシティ研究所(館山市)
*笠名たんぼくらぶ(館山市)
*一般社団法人リュッカ(南房総市)

(写真左より、AWA369、リュッカ、安房ダイバーシティ研究所、笠名たんぼくらぶ)
各団体による事業紹介
贈呈式では、各団体から事業概要の紹介と今後の抱負が語られました。
- ●NPO法人AWA369 代表理事 小林圭さん
「こども食堂(フードライズ369)/フードバンク安房」
安房地域で水揚げされながら十分に活用されていない未利用魚に着目し、子ども食堂やフードバンクとの連動、新たな商品開発や販路づくりを通して地域資源の価値を高める取り組みを進めます。地域の水産業の魅力発信と持続可能な運営体制構築を目指します。

- ●一般社団法人安房ダイバーシティ研究所 代表理事 室厚美さん
「安房地域の畑から始まる多世代共創ファーム」
安房地域の耕作放棄地の増加と担い手不足という課題に対し、農業を福祉を核とした都市と地域の交流事業を通して、遊休農地の再生、持続可能な地域コミュニティの再生、多様性が認められる地域づくりを目指します。

- ●笠名たんぼくらぶ(会長 竹内聖一さん)
「拠点整備による持続可能な田んぼ再生へのチャレンジ」
耕作放棄地となっている田んぼを再生し、地域の人々が関わりながら農業や自然に触れられる場づくりを進めます。この活動を通じて、森里川海をひとつながりで捉えながら、環境保全と地域コミュニティの活性化を目指します。

- ●一般社団法人リュッカ(代表理事 工藤紘佑さん)
「フリースクール事業 コミュニティ事業」
多様な子どもたちの学びと居場所づくりを目的としたフリースクールの取り組みを進めます。併せて、子どもたちの居場所だけではなく、家庭で抱えている家事育児の困難さを共有しともに乗り越えられるコミュニティづくりも進めます。
子ども一人ひとりの個性や状況に寄り添いながら、大人も子どもも安心して学び成長できるコミュニティ構築を目指します。

選考委員からのメッセージ
選考委員を務めてくださった、鈴木裕士様(公益財団法人鋸山美術館)、立見大作様(日本政策金融公庫館山支店)からもメッセージをいただきました。
採択された皆様が安房地域の活性化に向けて高い志を持って活動されていることに、大きな刺激を受けたとの言葉がありました。皆様の取り組みは地域の課題を価値へと変える挑戦であり、安房から地域を盛り上げていくことで房総全体の活性化にもつながるのではないかとの期待が語られました。
また、今日この場に集まった皆さんはすでに仲間であり、互いにつながりながら活動を広げていってほしいとのエールが送られました。


寄付者からのメッセージ
贈呈式の最後には、冠基金設置者である株式会社KIJ 代表取締役 熊切雄三様、笑顔のコミュニティ株式会社 代表取締役 新田信行様よりメッセージをいただきました。
本基金設立の経緯、地域で挑戦する団体の活動を応援したいという熱い想いや、安房地域の未来への期待が語られました。
また、こうした活動を支えるため、基金を今後も継続していきたいという力強い言葉もいただきました。
寄付が地域の活動を支え、その活動が地域の未来をつくっていく——その循環を実感する時間となりました。


交流の時間
贈呈式の後には歓談の時間が設けられ、団体、寄付者、選考委員の皆さまが交流を深めました。
立場を超えて地域の未来について語り合う姿が見られ、終始温かく和やかな雰囲気に包まれた会となりました。


来年の成果報告会に向けて
今回採択された4団体の活動が、これから安房地域の中でどのような広がりを生み出していくのか、今からとても楽しみです。
少し気が早いですが、2027年4月11日(日)には成果報告会を開催します。
それぞれの団体の取り組みの成果を伺えることを心より楽しみにしています。
なお、安房まちづくり基金は地域の皆さまからの寄付によって支えられています。こうした取り組みに関心をお持ちの方は、ぜひ地域の挑戦を応援する仲間としてご参加いただければ幸いです。
ご寄付はこちらから
冠基金設立寄付者ご紹介
株式会社KIJ
【代表者】代表取締役 熊切 雄三
【本社所在地】東京都中央区日本橋兜町8-1
【事業内容】投資コンサルティング、事業承継M&A、創業支援・事業再生、地域再生・地域創生、不動産
【公式サイト】https://kij.global/
笑顔のコミュニティ株式会社
【代表者】代表取締役 新田信行
【所在地】千葉市中央区今井2-13-5
【事業内容】地域活性化、社会事業、創業支援、文化及びスポーツ振興に関する事業
豊かな文化、豊かな社会、豊かな心を持った、真に豊かな日本の未来に貢献いたします。
