テーマ・地域型基金
【開催報告】「子どもの今と未来を支える基金2026年度助成」贈呈式を開催しました。
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すべての子どもが多様な体験を享受できる環境。
そして、その体験を糧にひとり一人が未来に夢と希望を持てる社会をめざして。
2026年4月9日(木)、千葉市生涯学習センターにて「子どもの今と未来を支える基金 2026年度助成 贈呈式」を開催しました。
この助成は、市民や企業の皆さまから寄せられた寄付をもとに、子どもの未来を育む体験活動に取り組む市民活動団体を応援するものです。
今年度は5つの事業が採択され、贈呈式には選考委員と採択団体の代表者・関係者が出席。助成プレートの贈呈とともに、それぞれの活動への思いや今後の取り組みが語られました。
地域で子どもたちを支える取り組みが、新たな一歩を踏み出す場となりました。
公募経過・結果についてはこちらから

選考委員長講評
今回選考委員長を務めてくださった株式会社ちばぎん総合研究所の小松孝之様より講評をいただきました。
今回採択された皆さまの「体験や学びの機会を提供するご提案」は、子どもたちの心の成長につながる可能性が高いと評価されました。
そのうえで、事業を進めるうえで特に次の2点に取り組んでほしいと期待が寄せられました。
①目標や仮説を立て、事業の成果を検証すること
今回の事業で子どもたちにどのような「心の成長」を目指すのか、目標や仮説を立てて取り組んでください。
実施後には、子どもたちの変化や成長を確認・分析し、うまくいった点や課題、その要因を整理して次の活動につなげてほしいと思います。
②多くの人が関わる活動体制をつくること
企業や大学との連携、外部人材の参画、地域ボランティアの活用など、より多くの人が関わる体制をつくり、安定した運営基盤を整えていくことを期待しています。寄付者の拡大もその一つです。
最後に小松さんは、次のようにエールを送りました。
これらの取り組みは簡単なことではありませんが、とても大切な子どもたちの「心の成長」と「非認知能力の向上」につながるものです。完璧でなくても構いませんので、ぜひチャレンジしてください。
皆さまの活動実績と熱い思いをベースに、目標の達成に向けて取り組まれることを期待しています。成果報告を楽しみにしています。

助成証書贈呈と各団体による事業紹介
続いて、助成証書の贈呈が行われ、弊財団牧野理事長より以下の5団体へ助成証書が手渡されました。
各団体からは事業概要の紹介と今後の抱負が語られました。
- 認定NPO法人Matsudo子どもの未来へwith us 代表理事 髙橋亮さん
「松戸子ども食堂 サマーキャンプ2026 自然体験プログラム」
松戸市内の子ども食堂運営者から推薦を受けた様々な理由で体験の少ない子どもたちと2泊3日の自然体験活動を経験するイベントを実施します。子どもたちの主体的参加、「子どもたちのやりたい」を実現するために必要な仕組みをプログラムの中に多く含め、自然体験や宿泊旅行から得られる体験の不足の解消を目指します。

- NPO法人ネモちば不登校・ひきこもりネットワーク 副理事長 松島裕之さん
「フリースクール活動を活性化させる「食」と「音」の講座」
「フリースクールネモ」において、食の講座(料理、お菓子をともに作り、ともに食べる)と音楽の講座(まずは音楽・楽器に触れ、楽しさを知ってもらう)を実施し、技術を身に着けることではなく、遊びの延長にあるような活動も、練習や努力をすることによりもっと楽しめる、挑戦してみれば自分にもできるのだという実感を得られることを目指します。

- 船橋プログラミング部 代表 増澤智将さん
「Minecraftによる「未来の商店街づくり」ワークショップと、創造性を育むデジタル体験会の年間開催」
実際の高根木戸の地図を再現したワールドをMinecraft上で探索し、空き地に『理想の場』を構築する体験を提供します。このプロセスを通じて、デジタル技術を「地域をより深く知り、関心を持つためのツール」として活用し、「自分たちの視点が地域の風景とつながる」という身近な手応え(自己効力感)を育みます。

- NPO法人B-net子どもセンター 理事長 西原優斗さん
「B-net子ども夏祭り」
子どもたちが運営の中心となり、企画・準備・当日の運営までを担う「B-Net子ども夏祭り」を開催します。屋台や出し物の企画、役割分担、運営準備を子ども主体で行うことで、異学年交流を深めるとともに、協調性や達成感を味わえる機会を創出することを目指します。

- Cozy Company 代表 松清智洋さん
「森の冒険者あそび場」
プレーパーク「森の冒険あそび場」の環境整備をしつつ、子どもたちの居場所としてより充実していくためのスタッフ育成を行います。プレーワーカーの増員によって持続的な実施体制の構築を目指します。

選考委員からのメッセージ
選考委員を務めてくださった勝又恵里子様(認定NPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ)からもメッセージをいただきました。
「今日の贈呈式にはベテランの方から若い世代までいてうれしいです。
申請書だけでなく皆さんの話を聞いて、体験の場をつくるということは「生きる力」を作っていくんだなと思いました。
ぜひ、みなさんの活動によって子どもたちがどういうふうに変わったのか、よく観察して報告会で教えてください。」

また、当日欠席された飯田耕一様からも書面でメッセージが寄せられました。
「皆さまの活動は、居場所づくりや体験機会の提供などを通して、地域の子どもたちの成長を支えてきました。地域社会が大きく変化する中で、NPOや市民団体が果たす役割はますます重要になっています。子どもたちの未来のために、今後のご活躍を期待しています。」
来年の成果報告会に向けて
贈呈式終了後は早速オリエンテーション・研修会を開催し、それぞれの活動(介入)の成果は子どもの非認知能力に影響するのか、仮説を立て、目標設定を行いました。
来年の成果報告会でそれぞれの団体の取り組みの成果を伺えることを今からとても楽しみにしています。
子どもの今と未来を支える基金
「子どもの今と未来を支える基金」は、子どもを取り巻く課題の解決に取り組む市民活動を応援するための基金です。
今回の助成事業は、市民や企業の皆さまから寄せられた寄付によって実現しています。
私たちは助成を通じて、そのような活動を支え、子どもたちが安心して成長できる地域づくりを応援していきます。
あなたの寄付が、子どもたちの未来につながります
子どもたちが安心して成長できる地域をつくるために、この基金の取り組みをぜひ応援してください。
